地鎮祭(じちんさい)とは何ですか

 建物を建てるときに先立ち、基礎工事に着手する前に、その土地をお守りいただいている神さまをお迎えして、工事の安全と守護を祈念する祭儀を「地鎮祭」といいます。 地鎮祭を「とこしずめのまつり」と訓読みにしたり、「地祭(じまつり)」ともいいます。祭場は、一般的に土地の中央を使用し、清浄な場所を示すための斎竹(いみだけ:葉の付いた青竹)を四隅に立て注連縄(しめなわ)を張ります。その中央に神籬(ひもろぎ:榊に麻と紙垂をつけたもの)を立て、神さまの依代(よりしろ:神さまの降りられる所)とします。祭儀は、まず修祓(しゅばつ)のあとに降神(こうしん:神さまをお招きする)を行い、次に神饌(しんせん)が供えられて、神職が祝詞を奏上します。そして散供(さんく:米を打ち撒いたり、供えたりすること)を行い、苅初・穿初(かりぞめ・うがちぞめ:初めて鎌・鍬を入れること)と続き、鎮物(しずめもの)を埋納(省略することあり)します。このあとに玉串拝礼、撤饌(てっせん:神饌をおさげする)、昇神(しょうしん:神さまをお送りする)が行われて終了します。
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