桜が咲かずとも

神明宮において春の風物詩の一つである「観桜会」が、3月23日・24日に開催されました。

本来であれば満開の桜が境内を包む予定でしたが、度重なる気温変化のせいなのか、芽は膨らみをかすかに感じる程度で行われることとなりました。

早朝には珍しくも雹が降り、続くと思われた雨も舞が始まる頃には止みました。
舞の最中に日も少し差し込んだそうで、そんな特別な天候の中で舞のご奉仕ができてとても光栄です。

✿浦安の舞✿

使用する鉾鈴は3種の神器を模しており、鉾は草薙剣(くさなぎのつるぎ)、鍔は八咫鏡(やたのかがみ)、鈴は八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)とされております。
もちろんですが鉾の部分は本物ではないので何も切れません。

✿榊舞✿

名前の通り榊を手に取り舞います。
榊はお祓いの時には大幣(おおぬさ)として使用したり、ご祈祷の最後に神様にお供えしたりとてもなじみ深い植物です。
神様の依り代になると言われています。

 

満開の桜を見る楽しみが伸びたという事は春を長く感じれるのでは、と少し嬉しくなっている自分がいます。
開花は遅れておりますが、少しずつ花は開きつつあります。

観桜会でなくても桜に包まれた境内は雅やかです。
皆様の御参拝お待ちしております。

❀✿令和6年3月26日✿❀