我が国では古来、「太陰暦」を使ってました。新月から満月になるまでの周期が15日周期であることを利用したもので、新月の日が1日、満月の日が15日となるので、毎月15日時は必ず満月となります。太陰暦8月の月は真夏ほど湿度が高くなく空気が澄んでおり、冬ほど月の高度が高くなく、鑑賞するにも寒くなく、はっきりした輪郭の月が涼しい秋夜に丁度良い高度で出る為、お月見には最適とされていました。明治以降「太陰暦」より地球の公転を利用した「太陽暦」に移行し、20日~40日ほど季節がずれる事になりました。この換算の違いにより現在は15日が満月でなくなり、本年は9月17日となります。当宮では月読命をお祀りしており朱印を頒布しておりますので、この美しい月の出る日、月の下で遊ぶウサギの黄色い印の朱印を頒布致します。また翌日の18日より十三夜前日の10月14日まで朱色の印に変えたものを頒布致します。
また十三夜当日には違う絵柄の御朱印を頒布致します。詳細は後日お知らせ致します。
十五夜当日、9月17日のみ頒布の朱印
9月18日より十三夜前日の10月14日まで頒布の朱印