千木と鰹木

こんにちは
暖かい日が続いていますね。
晴れた日は暑いくらいの陽気です。

さて、5月21日より、
刺繍入り御朱印符 大和がさね『紋と千木』を頒布しております。
二十四節気ごとの判子を押し、1年を通して頒布いたします。

ほかにも、当宮の御朱印帳に千木の柄のものがございます。

 

 

 

 

 

 

この 千木(ちぎ)とはなんのことかご存じでしょうか?

千木(ちぎ)とは社殿の屋根の両端のところで、
交差してV字に突き出た部分のことです。

もとは、日本の古代の住居の建築様式からきたとされています。
屋根の強度を向上させて支えるための、大切な構造材だったようですが、
現在では、装飾として造られたものがほとんどです。
装飾としてそえられたものをとくに「置千木(おきちぎ)」と呼びます。

 

そして、千木と千木の間の棟の上に数本並んだ丸い木のことを
「鰹木(かつおぎ)」といいます。

棟の押さえのために造られた補強材だったようですが、千木同様、現在は装飾として用いられます。

神明宮の御垣内三殿の鰹木は、
中央の御本殿 天照大御神は太陽
東側の摂社 月読命は
西側の須佐之男命はと、
当宮それぞれの御祭神の象徴を象った装飾が施されております。

 

神社にいらした際にはぜひ、ご覧になってくださいね。

令和3年5月24日