紙垂と雷

こんにちは!

大祓も無事に終わり、ここ数日の阿佐谷は雨音に包まれております。

本日は神社様でよく見かける紙垂についてお話したいと思います。

紙垂(しで)とは?

お目にかかりやすいのが、御神域を守り不浄なものが入らないように結界の役目を果たす注連縄(しめなわ)に、清浄な土地だという事を示す目印として付けられる紙垂です。

神様が御鎮まりになられているお社の入り口やお手のお清めをされる手水舎等で注連縄と共につけられている為、御覧になったことがあるかもしれません。

上の写真が当宮で使用している紙垂で、神社様によっては形が違います。

よく見ると稲妻の形をしており、この稲妻の形状は一説によると豊作の祈りを表すといわれています。

雷が降ると植物が少し成長すると言われていたそうで、雷の季節=雨の季節ですから神様のお恵みを表してるのだと思います。

また注連縄につけるとは別に、神様へのお供え物として玉串(たまぐし)に用いられていたり、お祓いで使う大麻(おおぬさ)などの祓具として用いられていたりもしています。

写真でお見せしている紙垂が玉串に付ける為に神職さんが手作りしたものです。

玉串を見る機会は少ないと思いますが、御祈祷を受けられる方は最後にお供えするのでお目に掛かれると思います。

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雨が降りしきる毎日ですが、神様のお恵みを感じながらご奉仕してゆきます。

それでは皆様ご自愛の上お過ごしくださいませ。

そして、参拝にいらした際は是非紙垂を探してみて下さい!

〇●令和3年7月5日●〇