三三九度

こんにちは!

コオロギの声が秋の訪れを告げるように囁き

少々寒い時期が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか?

当宮では人生儀礼の一つである結婚式で行われる一つの儀

三々九度さんさんくど』とその歴史についてご説明致します。

 

Q:三三九度とはどのような儀式ですか?

A:三三九度とは神前式の結婚式で行われる儀式の一つでして式次第の中では「三献の儀さんこんのぎ」と称されております。

また、御新郎様.・御新婦様が盃(さかずき)を交わすことに契り(ちぎり)を結ぶと言う意味のある儀式でございます。

Q:三献とは何ですか?

A:宴会の際に酒杯を出席3回巡らせて飲むことを三献と言われております。

 

~三々九度の始まり~

三々九度の始まりは、平安時代に行われていた年中行事の大饗(おおあえ)と言うお正月の節会(せちえ)では?言われております。

この節会では中国から影響を受けたとも言われており、酒礼が三献に似た形で行われております。

また、式三献しきさんこんと言う言葉は使われることはなかったそうです。

 

〜式三献の流れ〜

室町時代に御成りが公的行事として慣例化されていくと主君が家臣の館を訪れて餐宴(きょうえん)を受けることを

武家の最も重要な儀式として『御成り(おなり)』と呼んでいたそうです。

酒杯の儀式が完成し儀式の形としては本膳料理の前に肴(さかな)を替えながら酒杯を三巡させることから始まるそうです。

また、日本の餐宴(きょうえん)酒礼(しゅれい)饗膳(きょうぜん)酒宴(しゅえん)3より構成されております。

この式三献の儀式が終わると、本膳料理が続くそうです。

このように人生儀礼の儀式には歴史があり、現代にも受け継がれ、大切な意味合いが込められておりますね✨

 

皆様、体調にお気をつけてお過ごしくださいませ。

令和3年9月6日