こんにちは!
食べ物が美味しい季節になりましたね!
皆さん、祭式で着用する装束にご興味ありますでしょうか?
本日は神職が着装している「冠」「烏帽子」「笏」について面白いお話が聞けたのでお伝えしようと思います。
◆冠と烏帽子◆
上にある写真、左が冠で右が烏帽子です。
歴史の教科書でも被っている偉人さんが沢山いますので見覚えのある方もいらっしゃるかと存じます。
どちらも祭事で頭に着用する物です。
参拝するにあたって、御神前に出られる際はお帽子を外していただくのがマナーだと聞いたことある方もいらっしゃると思います。
何故神職は烏帽子等を被ってご奉仕するのか疑問に思われる方もいるのではないでしょうか?
神道では平安時代の装束は正装な事が多く、冠や烏帽子もその一部です。
平安時代の日本では、髪の毛を晒すのは裸を晒すことと同じぐらい恥ずかしいとされておりました。
目上の人が居たら現代とは逆に、頭を隠す事が礼儀作法でした。
ですので神様に対して失礼には当たらないのです。
ちなみに神職が装束を着装する際、冠や烏帽子を被ってから狩衣などを着るそうです。
◆笏◆
写真では真ん中にございます木製の板状のもので、こちらも歴史の教科書でよくみますね。
笏は昔、儀式の内容や式の流れを書いた紙など貼り付けたりして備忘のためにも用いられていたとされています。
現代でも笏に祝詞を添えるなどして用いられています。
最近寒くなってきておりますので、皆さまお身体にお気をつけてお過ごしください。
❁令和3年9月28日❁