令和5年十五夜朱印頒布のお知らせ

我が国では古来、「太陰暦」を使ってました。新月から満月になるまでの周期が15日周期であることを利用したもので、新月の日が1日、満月の日が15日となるので、毎月15日時は必ず満月となります。太陰暦8月の月は真夏ほど湿度が高くなく空気が澄んでおり、冬ほど月の高度が高くなく、鑑賞するにも寒くなく、はっきりした輪郭の月が涼しい秋夜に丁度良い高度で出る為、お月見には最適とされていました。明治以降「太陰暦」より地球の公転を利用した「太陽暦」に移行し、20日~40日ほど季節がずれる事になりました。この換算の違いにより現在は15日が満月でなくなり、本年は9月29日となります。当宮では月読命をお祀りしており朱印を頒布しておりますので、この美しい月の出る日、月の下で遊ぶウサギの黄色い印の朱印を頒布致します。また翌日の30日より13夜前日の10月26日まで朱色の印に変えたものを頒布致します。

十五夜当日、9月29日のみ頒布の朱印

9月30日より十三夜前日の10月26日まで頒布の朱印